カテゴリ:☆イベント・リポート( 7 )
第3回A to Zサロン@広島報告!
f0041819_14305128.jpg
「A to Z サロン@広島」のはじまりはじまり!スピーカーは原(右)と宮村。
会場は広島市まちづくり市民交流プラザ6階のマルチメディアスタジオ。


 冒頭から私事で恐縮ながら、今回、広島で「A to Z サロン@広島」を開催することとなった経緯も含め、自己紹介から始めたいと思います。
 私は、この4月に、15年間勤めた広島市現代美術館学芸員の職を離れ、広島国際アニメーションフェスティバル事務局に異動しました。指定管理者制度を導入され、 運営団体が入札にかけられた広島市現代美術館の人事上の事情、また、人件費を含む大幅な経費削減により、異動を余儀なくされました。A to Z サロンを広島で開催することの打診をいただいた時には、既に館を離れることがわかっていたので、広島市内の施設を借りてサロンを開くことを即決で決めました。
 今回の広島でのサロンを共催した「アートサポーターズ@広島」は、会社員や公務員、学生など様々な職種のメンバーで構成されていますが、「アートが好きであること」「アーティストとの共同作業や支援に骨身を惜しまないこと」などの共通点により結びついています。過去にも、「横浜トリエンナーレ広島プレゼンテーション 川俣正講演会」を開催していますし、今年のメインイベントの活動としては、きむらとしろうじんじんさんによる旅回りのお茶会「野点」の広島開催を予定しています。

f0041819_14311474.jpg
最初は、お馴染みとなった東北新社坂部カメラマンによるドキュメント映像から。


 「A to Z サロン@広島」では、原久子さんと宮村周子さんが「A to Z実行委員会」の広報担当、サポーターとしてお越しくださり、A to Z の軌跡をたどる多数の画像とともに、詳細かつ熱心な語りで聴衆を引き込み、2時間の時間設定があっという間に過ぎていきました。また、冒頭、上映された、東北新社によるドキュメンタリー映画のプロモーションビデオ中、2002年の吉井酒造煉瓦倉庫での個展や横浜トリエンナーレ出品作品がボランティアの力によりつくられていく様子や抱き合って成功を喜び合う奈良美智さんとスタッフの姿、そして、テロップで流された「本当に展覧会を開催したい人々によってのみ実現した展覧会」「初めての共同作業」「ボランティアのべ人数3000人以上」といった言葉に胸を熱くした参加者の方も多かったと思います。

f0041819_14313257.jpg
奈良美智展@広島現代美術館の貴重なエピソードを披露by岡本。

f0041819_14314598.jpg
そして今回特別に、山陽地方の皆様へメッセージ映像が!「小屋じゃけんの〜」


 さらに締めくくりとして、広島・岡山のサロン参加者のために撮影された奈良美智さんとgrafの豊嶋秀樹さん出演のビデオレターが上映されました。サロン参加者が幸運にも見ることのできた「A to Z」の内部映像は、現在、準備の進められている「小屋」の展示の壮大さが伝わってくるものであり、青森に出かけることを心に決めた人も多くおられたようです。
 「A to Z」開催まで、あと2ヶ月あまり。日増しに暑さを増す季節となりますが、アートサポーターズ@広島一同、成功を心よりお祈りしています。
(文=岡本芳枝 アートサポーターズ@広島主宰、広島国際アニメーションフェスティバル学芸員)

f0041819_14315747.jpg
終了後は、皆さんとA to Z、アートについて語り合いました。

[PR]
by atoz_reporter | 2006-05-26 14:35 | ☆イベント・リポート
AtoZサロン@盛岡報告!
5月13日昼、豊嶋さんの運転にて弘前を出発。
お天気もよく快調な滑り出しでしたが、途中雲行きが怪しくなり、盛岡に到着したころには雨でした。
まずは、4月にオープンしたいわて県民情報交流センター「アイーナ」にある「もりおかわんこ」見学。銀色のカップに丸くカプチーノ(?)の泡が盛り上がった中にわんこが鎮座していました。子どもたちが、「わんこ」の周りで遊んでいて、アイーナでも人気スポットのようでした。
f0041819_12302319.jpg

ギャラリーオーナー川口直子さんにご挨拶。サロンまで時間があったので、川口さんがやっているもう一つのお店「スタジオロジコ」へ。地元のアーティストの作ったおもしろい作品が並びます。写真集を置いてもらうことをお願いしつつも、みんなお店の珍品に目を奪われ、思わずお買い物しました。
その後、隣の無国籍料理レストランにて、現地ボランティアの三上君、熊谷さん、ドキュメント部会 笠松さんと打ち合わせを行い、ギャラリーが閉館する6時より会場の設営準備。ぞくぞくとお客さんが入り小さなサロン会場は、あっという間に埋まってしまいました。

f0041819_12304936.jpg

f0041819_125828.jpg

6時半きっかりにサロン開始。
司会のA to Zについての説明の後、豊嶋さん、ボランティアの三上くんが登場。二人そろって盛岡弁「おばんでがんず」とあいさつし、ほのぼのとした雰囲気で始まりました。
f0041819_12582686.jpg

f0041819_12584242.jpg

スライドを紹介しながら、はじめに、graf結成とその活動について、そして奈良さんとの出会い「s.m.l.」から現在に至る活動、前日(5/12)までの『A to Z』生進行状況までをゆっくりとわかりやすい口調で、ときには笑いも交えながらのお話をしてくださいました。実際に制作に当たっているスタッフを紹介したり、現場の犬「アイロン」を紹介したり、親近感を持ってもらえるスライドを取り混ぜながら、豊嶋さんの話が進むに従い、お客さんもぐっと話に引き込まれていきました。弘前でボランティアとしてgrafと一緒に小屋制作をしていた三上くんからは、「作品や展覧会をともに作りあげる感覚がとても心地よい」というすてきなコメントがでました。
f0041819_1259253.jpg

f0041819_12591676.jpg

お客さんの年齢層は幅広く年配の方から若い方まで。女性が圧倒的に多い中、年配男性の姿もあり、真剣に聞き入っていたのが印象的です。
質問コーナーでは、「何で小屋なんですか?」といった鋭いご意見に対して、豊嶋さんより「元来奈良さんの作品には、小屋というモチーフが入っていた。それを実在の形に発展させたものが、現在の作品の形。grafが作った小屋や街に、奈良さんの作品が入ると、街に息が吹き込まれる。」と確信に迫るお話もいただきました。
f0041819_1322954.jpg

f0041819_1331039.jpg

また実際にボランティア活動に興味を示してくださった方もいて、「どんな仕事をするの?」とか「どれくらい活動できればよいの?」といったことも聞かれました。
帰りに、「今年の夏は弘前に絶対行きます!」といった声をかけていただき、とてもアットホームなサロンとなりました。
f0041819_1332135.jpg

(文=AtoZ実行委員会 若井秀美  写真=AtoZ実行委員会)
[PR]
by AtoZ_reporter | 2006-05-19 13:06 | ☆イベント・リポート
第1回ボランティア交流会/煉瓦倉庫でお花見編
4月30日。
桜の名所弘前。そこにたたずむ吉井酒造煉瓦倉庫。
普段は静かなこの場所で申込みをしてくれた総勢230名のボランティアに呼びかけた花見。
AtoZでは様々な部会に分かれて活動している。
今回は部会に関係なく多くのボランティアさんが情報交換や親睦を深めてほしい。
そんな想いで開催されたその花見の内容は・・・

●19:30より
当日、天気は小雨。倉庫の桜もまだ3分咲きという状況。
そんな中、約120名が集った熱い熱い花見は大川会長の挨拶とgraf豊嶋さんの乾杯の掛け声で始まったのでした。
f0041819_10284080.jpg

当日、実行委員会から豚汁や芋煮、おでんやビールなど用意しておりましたが、多くのボランティアさんからたくさんの差し入れ!さながら、青森の名産品市のようにたくさんのおいしいものが集まった様子は圧巻でした。誰からのいただきものかも書いて感謝しながらいただきま~す!
f0041819_10344940.jpg

●メインイベント!
花見開始から45分ほどすると、こちらが登場!
f0041819_10364215.jpg

餅つき好きのgrafワッキーからの話がとんとん拍子で進み、実現してしまいました!
一筋縄ではいかない餅つきの道具も、餅部会?!を発足し杵も臼ももち米も蒸らす鍋もきな粉もあんこもすべてボランティアさんの力を借りて揃えることが出来ました~。
ボランティアさんの力が集結した道具を使いみんなでペッタンペッタン。
臼と杵を持ってきたボランティアさんが皆に喜んでもらいとても満足そうな表情。
やってよかったな、と思える瞬間。
きな粉やあんこでウマウマ。
おいしくいただきました。
ごちそうさまです。
f0041819_10425416.jpg

●裏メインイベント
餅つきの後は、余興タイム。
実行委員の北川が津軽三味線生演奏。
2曲ほど弾いて歌ったところで「今日のために作った曲を聴いてください」
と言ったところで今日の裏メインイベント。
弾いた曲はトランペットを吹けるボランティアさんと共演してみんなで歌うハッピーバースデー!
f0041819_1135918.jpg

誕生日の二人には奈良さんの絵が入ったバースデーケーキ!おめでとうございます~。
f0041819_11225911.jpg

●争奪戦!
会場を落ち着かせる間もなく次のイベント!
最近このAtoZリポートでもお知らせした「AtoZ cup」。
grafが期間限定で営業するカフェ「gm:HIROSAKI」で出している激ウマパウンドケーキ。
この2つを争奪するジャンケンゲーム!
f0041819_14405387.jpg

f0041819_1410651.jpg

み、皆さん、目が本気です・・・!!
次々と皆が脱落していく中、幸運にも「AtoZ cup」を手にした勝者。イェイ!
f0041819_1414687.jpg


この後も、長い長い花見の夜は更けていくのでした・・・。

今回の花見で、皆さんの熱い力を感じることが出来楽しい時間でした。
5月27日より会期中ボランティア総勢850名の募集を行います。
AtoZを通して多くの仲間と出会う。
今後もボランティア交流会でそのお手伝いが出来れば、と思います。

(文=AtoZ実行委員会 北川直樹  写真=AtoZドキュメント部会ボランティア 村川さおり)
[PR]
by AtoZ_reporter | 2006-05-04 15:44 | ☆イベント・リポート
AtoZサロン@岡山報告!
f0041819_11151120.jpg4/22(土)午後2:00から、岡山市のリットシティビル「ひかりの広場」において、AtoZサロン@岡山が開催されました。ここは、岡山駅近くのいわゆる再開発地域。ビルの前ではまだ道路工事が行なわれているような状態ではありましたが、ここはANAホテル、NHK岡山、そして今回サロンを共催してくださった「岡山市デジタルミュージアム」等が入っている、いってみれば岡山の新しいホットスポット。「ひかりの広場」はその名の通り、ガラス張りの開放的な空間でした。


f0041819_1118086.jpg11時すぎに会場に入ると、すでにそこには今回お手伝いいただいた倉敷芸術科学大学の齋藤等さんと現地スタッフの皆さん、そして本日のスピーカーの宮村周子さんが着々と準備を進めていました。
そうこうするうちに、もう一人のスピーカーの原久子さんも到着。さっそく映像のチェックや段取りが始まります。三々五々昼食を済ませて、いよいよサロンの始まりです。


f0041819_11322286.jpgまずは東北新社制作の『AtoZプロモーションビデオ』から原さんのトークへ。奈良さん本人の言葉も交えながらAtoZの概要が語られました。しかしなぜか原さん緊張気味か??会場に集った皆さんの、真剣なまなざしがそうさせたのかもしれません。
f0041819_11473211.jpg

f0041819_1149153.jpg確かにAtoZは、少々わかりにくい展覧会かもしれません。よくある「○○美術館の××展」をイメージすると全く違うし、いままでの奈良さんとgrafの展覧会とも違う(どう違うかはオープンしてからのお楽しみ)。それでも、「なんだか面白そうだな」という雰囲気が次第に伝わっていったのでしょう、次第に会場の皆さんもトークにあわせてうなずいてくれたりし始めました。

f0041819_1154241.jpg齋藤さんの短いお話を挟んで、次は宮村さんの登場。AtoZのロンTに身を包み、『Studio Voice』のAtoZ特集号の内容に触れながら、2002年の弘前での最初の奈良さんの展覧会、奈良さんとgrafとの出会いとその後のコラボレーションの数々、そしてAtoZへの道が多くの映像とともに熱く語られました。途中からは原さんもトークにからみ、奈良さんとgrafの足跡を逐一目撃してきたお二人ならではの内容に、きっと岡山の皆さんも満足されたことと思います。

弘前からのこのこと出かけていった私の話もちょっとありましたがそれはさておき、今回の山陽地方サロンの目玉がここでついに公開。まさに建て込み真っただ中のAtoZ展会場・吉井酒造煉瓦倉庫内でつい数日前に撮影された奈良さん+grafの豊嶋さんのメッセージ・ビデオです。スタッフの私たちさえもが「ここまで見せていいのか!」と驚くほどのお宝映像。AtoZがその実態をかいま見せたところで、予定のプログラムは終了です。

会場からのあたたかい発言もいただいて、スタッフ一同ほっと胸をなで下ろすとともにさらにAtoZへの闘志が沸いてきた、そんなイベントでした。
明日はサロン@広島。私は参加できませんが、きっと岡山同様によいサロンになるんだろうなぁと考えつつ、明るい気持ちで会場を後にしました。
(写真と文=AtoZ実行委員会 芳野明)

[PR]
by AtoZ_reporter | 2006-04-26 12:11 | ☆イベント・リポート
3/15  A to Zサロン@函館
f0041819_12311487.jpg
は〜るばる来たぜ函館〜!!!

A to Z軍、函館集結。
 前日、前々日と吹雪に見舞われたここ函館。しかしアート界きっての晴れ男(勝手に命名)奈良美智が小6の修学旅行以来となる函館上陸とあって快晴でお迎えです!カメラ担いだ東北新社の坂部さんとともに函館空港に無事到着。車窓から見る久しぶりの函館の街並みに「こんな高いビル無かったなー。」「ボーニデパートまだある!」と感慨深げ。啄木公園が違ってたとか、片側2車線では無かったよね!など、ものすごい細かいところまで覚えていらっしゃる様子。
 青函トンネル経由でJR函館駅着の本日もう一人の主役、graf豊嶋さんご一行と無事合流。昼食のお寿司屋さん目がけ駅前の横断歩道をぞろぞろ歩いていたら、フェリーで到着した実行委員会ご一行の車と偶然遭遇!陸海空から函館を攻め落としに来たA to Z軍、寿司屋で集結と相成りました。

金森ホールは燃えていた!
 午後3時に本日の会場、金森ホールへ移動。ボランティア含めてスタッフ総勢18名、豊嶋さんのかけ声とともにイベント成功を祈念し気合い注入します!
f0041819_1232149.jpg
みんな笑顔ですが、気合いは入ってます!オス!

f0041819_12324323.jpg
寒い中、皆さんありがとうです…

会場入口一番前に並んでいたのは札幌から来られた方で、30分前の入場開始時刻には長蛇の列です。その間、奈良さんと豊嶋さんに描いていただいた会場誘導のパネルを楽しんでいただけましたでしょうか…?
f0041819_12331460.jpg
心憎い演出ですね、ハイ!豊嶋バージョンもステキでしたよ!

束の間の特設物販コーナーも大盛況!
f0041819_12334160.jpg
大盛況って、あれ?スタッフの皆さんじゃないですか!

 「函館では参加費1,000円で本物の奈良さんが来るのか?って、みんな心配していたんだよー!」と金森ホールの方が教えてくれました。早々にチケットは完売していたのですが、奈良さんの「ソウル方式(トークショー開催のとき通路までお客さんで一杯になっていたとのこと)で!」という計らいで急遽当日立ち見券を設定することに決定。函館地区の記者会見では「美術史よりも郷土史に残るプロジェクトになればいいと思っている。」とのコメントがとても印象的でした。記者会見も無事終え、いよいよ開場です!

「生」奈良豊嶋登場!
 午後7時過ぎ、長谷川実行委員長のピシャーッ!とした挨拶の後、いよいよ「生」奈良豊嶋(函館ではこう呼ばれてました)登場!
f0041819_12341075.jpg
ナマナラ(右)、ナマトヨシマ(左)です!

 240名を超す参加者から会場割れんばかりの拍手!奈良さんのかけ声で先ずはアサヒビール&ウーロン茶で全員で乾杯〜!
f0041819_12344750.jpg
かんぱーい!いや、しかしスゴイ人数…!

 函館っ子も奈良展や修学旅行で弘前行ったことある方多く、奈良さんの「弘前来たことある人?!」の問いかけに、8割以上の方が手を挙げ「五重塔とか、弘前城とか行った?」と地元ネタトークのキャッチボールが続きます。その後東北新社制作のAtoZプロモーション映像を見終え、「カッコいい…」「これ見ると、もうA to Z終わっちゃった気になっちゃうよねー!」と坂部さんの編集力に感心しきり。同じ想いを共有する、ボランティアの手により全てを実施するこのA to Zプロジェクトの説明で奈良さんが「赤信号皆で渡れば怖くないっていうか、倒れても誰かが起こしてくれるって感じ。自分の持ち場さえキチッとやれば、それが繋がって一つの大きなことが実現できる…、そんな手応えを感じている。」とコメント。なぜ小屋に展示するか?の説明に「絵や彫刻、色々ある中で一番好きなのが紙に落書きみたいに描くドローイング。電話かけながら描ける気軽な感じを、作品だけじゃなく、電話帳に良い落書きが描けたら電話台と電話も一緒に展示して、その生まれる状況も展示する、そんな感じ。」とのこと、ほー!分かりやすいです…
f0041819_12355237.jpg

 その後は豊嶋さんがキュレーションしている大阪graf media gmで2003年に開催された「S.M.L」展での2人の馴れ初め話(?)を披露。奈良さんはそれまで人に迷惑かけたくなかったので一人で制作してきたとのこと。でも「全員で今できる最高のものを作ろう!」と力を結集しあった10日間の展示作業を通じ、豊嶋さんやgrafのメンバーというホントに分かり合える仲間と出会い、人間は家族とかそういう単位で誰かと一緒に生きるもので、自分一人で生きてるものではないということを痛感した、良い作品が出来るっていうのではなく、人としてホント楽しかったのだと…。そんな熱い想いを語られた後、豊嶋さんは「奈良さんの人生にgrafはスゴい役立っているではないですか!」とこたえます。「大人になったねって言われる…。」と奈良さん。2人の信頼関係の強さや深さがこれまでの展示に(そしてA to Zフライヤーの写真に!)そのまま出ているのだということがわかるお話でした。
f0041819_1238438.jpg

「タイ、好きです…。」
 続いてソウルやバンコクでの展覧会画像を見ながらかけ合いトークが展開、先月訪れたタイは奈良さんホント楽しかったらしく、「じゃー、一番大切なこと言うね、タイでの生活…」ってくらいで、年とったらタイに移住しようかなー?って!
 タイで発生した津波被害一周年ということで世界のアーティスト達が被災場所に作品を展示するプロジェクトに大きな犬の彫刻で参加した奈良さん。会期が終わり他の作品が撤収される中、奈良さんの作品だけ「自分たちの生活の一部になってしまったから。」と住民が継続設置を要望。そんな最大級の賛辞に「スゴい嬉しかった…」と奈良さん、後日その作品をプレゼントされたとのこと。プーケットの皆さんが、私達と同じように奈良さんの作品を好きになってくれてとっても嬉しい!これからもずっとあの大っきなわんこは、津波で傷ついた方々の心を癒してくれるのですね…。そんなステキな話のあれやこれやが画像とともに紹介され続けました。わーい!特に、「虎のツボは猫と一緒!」と虎にツボ押ししながら戯れる奈良さんの画像にみんなビックリ!

f0041819_123858100.jpg
会場の金森ホールも煉瓦倉庫を利用した施設なんです!

函館スライドショーstart!もうもう…。
 スライドショーも函館スペシャルにバージョンアップ!実はインターネットで奈良さんがピックアップした画像と奈良さんセレクトの曲とで構成されているのですが、会場に来ていたうちの母が「奈良さんは海外の人と随分お友達なのねー!」と感心するほど、奈良テイストなのです。それは奈良さんの写真を写真家のアラーキーこと荒木経惟が「写真は鏡みたいなもので、あなた(奈良さん)が笑顔だからそんな写真が撮れるんだよ。」と評したそうですが、奈良セレクトの写真ではあるものの、スライドショーで写し出される写真は、そんな雰囲気がこちらに伝わるものなのです。構成もすごくステキだし、何だか自分の友達のアルバムを見ているような気分なのです!映し出される沢山の画像を見ていると、世界のいろんなところでみんな一生懸命ガンバって生きていて(少年ナイフの「セイウチ」のうたがまたピッタリ!)、そしてこんなチャーミングな笑顔に囲まれて生活しているんだなーと思うと、もうもう、彼らと同時代に生きていることが何だかとっても嬉しく、頼もしく思えるのです。途中挿入されている「ありがとう はこだて」「弘前きてネ」の文字に、もうもう…。

f0041819_1595086.jpg
「弘前きてネ」

函館陥落!? 
 A to Zの数々のマル秘情報や(えー、小屋の数がスゴい増えている!)ビールと奈良さん選曲のBGMと豊嶋さんの関西弁効果?か会場は終始リラックスした雰囲気で、A to Zへの期待も膨らみまくりつつ、あっという間に2時間のサロンも終了。拍手に見送られ会場を後にする2人ですが、その後再登場、ステージ上から来場者と握手&サインとコンサート会場の様相へ!弘前から近いこともあって、奈良さんの同級生が来場されていたりと和気あいあいな雰囲気の中、本日の主役2人は名残惜しそうに会場を後にしたのでした…。というわけで、A to Zパーカー着た本気モード全開の2人組は参加者のハートをゴッソリかっさらい翌日弘前へ凱旋帰国したのでした。「A to Zのオープニングには北海道出身のバンド、ブラッドサースティ・ブッチャーズのライブがあるので来てね!」と言われたからには、道産子なら行かなくっちゃ!弘前にも是非結集すべし!も、もちろん道外の方々も負けじと来てください!
 函館は熱かったーー! 来場された皆さん、ボランティアで参加してくれたみんな!!ホントありがとうございましたーー!

(写真=AtoZ実行委員会 長谷川正之 文= AtoZ実行委員会 今 香)
[PR]
by AtoZ_reporter | 2006-03-26 13:22 | ☆イベント・リポート
39アート in 弘前、密着報告!
3月9日 39(サンキュー)アート。
全国的な、アートのイベントが開かれる日らしい。
39アート。
この日、『AtoZ展』開催地の弘前では
奈良美智+grafがこの夏、
これまでの小屋作品全てを結集させる
吉井酒造煉瓦倉庫で。
制作が始まったばかりの生の現場が見られるという
幸運に預かった。参加者は27名。
まだ春の雪が残る弘前。倉庫の中は格別冷える。
暖かいヤッケに身をくるんだ小さな子供も
今日の参加者。
f0041819_19322840.jpg

弘前には色んな噂が飛び交っている。

「弘前にgrafが来るんだって!」
「いやもう、来てるんだって!」
「奈良さんも来るらしいよ?」
「世界中から今までに作られた小屋達が集まって来てるんだって!」

それって本当?

39アートに参加してみてわかりました。
全部本当でしたっっ!!
f0041819_19332168.jpg

倉庫の中では資材を搬入するgrafの姿が……!
黙々となんだか楽しげに運んでいく。
格好いい。
突然、奈良さんが来て言った。
「豊嶋君、デジカメ持ってる? 搬入するとこが格好いいから……。」
(デジカメ? ハッ……。私、持ってる!)
「とと、撮ってきていいですか!?」
慌てて走る私。「うおー!」
つうか、奈良さんにカメラ渡せば良かったのか!?
途中でカメラマンの『世界の長谷川』(個人名)を見つけ、頼む。
「搬入するとこ格好いいからすぐ撮って!!」
動揺する世界の長谷川。
「お…おう!」
しかし、瞬時に写真を撮ってしまう世界の長谷川。
さすがプロね。
f0041819_19335617.jpg

そうこうするうち、倉庫の中に27人全員集合。
奈良さんから、まず一言。
「とにかく、今日目に留めておいて欲しいのは、
今の状態。すごいこう、混沌とした状態。…色んな材料が積まれてたりするんだけど。

それがどんな風に変わるのか、楽しみにしておいてくれたらいいなあ…と。」

豊嶋さん
「まさにそういうことだと思うんですけど……
ここの煉瓦倉庫自体が、すごく。強くもあり、優しくもあり。
ここに入ること自体、展覧会以外では、
あまりないことだと思うので。
空間。世界を知ってもらえたらいいなって。
AtoZの時に今日観てないと実は、わからないというか。
僕らの展覧会でいつも勘違いされるのは、
小屋を建ててていつも、それ(小屋)が元から
そこにあると思われてたりするけど…、
何もなかったところに、街ができるのさっていうのを
今日体験してもらえると思う。」


「…貴重な体験!」
奈良さんが、照れながら言った。
f0041819_19341675.jpg

倉庫の「白い部屋」で、
参加者全員でAtoZへの道のりが記されたフィルムを見る。
高い天井。窓の高い位置から細く光が差し込み、
まるで礼拝堂みたい。

白い壁に映し出された映像には、
初めて煉瓦倉庫を訪れた時の、奈良さんの姿が映っていた。
f0041819_19344762.jpg

倉庫を見上げた顔が本当に、「わあ…っ」っていう
言葉にならないものを感じていて。
ここから全てが始まったんだなと思う。
2002年の『I DON'T MIND,IF YOU FORGET ME.』から、
grafとの出会い。
サンダーの音。廃材からつくられる小屋。
流れるロック。
   地図には載っていない架空の街。
フィルムの中で奈良さんは、
AtoZへの気構えをこう語っていた。
「忘れちゃいけないのは、自分を見失わないこと。
自分が、自分たちがやりたくて、やってることだから。」

ふと、奥の部屋を見るとサンダーの細かい木の粉に埋もれた
ラジカセがある。
カンナ、ヤスリ、ドリル、梯、クギヌキ。
時折grafの人達がすごく大きな資材を持ち上げて
横を通り過ぎていく。広い広い倉庫の中、
一つ一つを手で運ぶ人達。

「自分たちがやりたくてやってることだから」

彼らは本当に夢を叶えるための、
強い何かを持っている。

上映の後、奥に拡がる「黒い部屋」を、
なんと。grafの豊嶋さんの案内で
紹介してもらう。
なんという幸運!
黒い部屋には世界中から海を渡って運ばれてきた
小屋の廃材達が積まれていた。
f0041819_19353052.jpg

豊嶋さんが広い倉庫の中を歩きながら、
資材を指さして言う。

「一番奥にあるのが…実は、grafが作ったんじゃないんですが。
ハワイ。ハワイの資材で、
その手前にあるのが去年ここ(煉瓦倉庫)でやってた、弘前。
奥がTaipei Summer Houseで、これは台湾のタイペイで集めたものばかりです。
これは大阪のhome展。ここが横浜トリエンナーレ。
この辺(の資材)が韓国のSeoul Houseで、ロダンギャラリーの
ロダンの作品が見える造りになってる。」

そこには、本当に「世界中から」、奈良美智+grafが
今まで制作してきた小屋達が集まっていた。
行きたくていけなかった、ソウルハウス!
『Fiction Love』展のタイペイ・サマーハウス!
横浜美術館にホノルル現代美術館!
大阪home展!!
KATHY+grafの、炎のメリーゴーラウンド!!

一瞬だけ、全てが立ち並んだ夢の街が錯覚で見えた。
本当に全てが集まってきてたのだ。

豊嶋さん
「これは、金津創作の森でAILAっていう川内倫子さんの
写真展の展示用に、古い布をつぎはぎして作ったテントで、
ここでゲスト・アーティストとして
川内倫子さんやヤノベケンジ君、……さん、……さん、
杉戸洋さんにも、作品を展示してもらおうと思ってます。
資材には全部番号がふってあって、
いつでも元に戻せるようになっている。
明日(3月10日)また、タイから資材
(『束の間の美術館ソイサバーイ』展の小屋)が搬入されます。」

世界中からこの一点に。青森県弘前市の、
吉井酒造煉瓦倉庫を目指して解体された作品が集まり、
また建てられるのを待っている。
この後、我々は今まで展覧会で足を踏み入れることのなかった
煉瓦倉庫の二階へと案内された。
ここでのことは、全てが秘密だ。
f0041819_1936233.jpg

今年の夏、全ての秘密が解き明かされる。
弘前の倉庫の巨大な空間に、夢の街ができあがる。
夏になれば、
その街角に迷い込んだ私はその世界を見上げ、
懐かしい匂いを嗅ぐのだろう。

夢の中で見たその街が
現れる日はあと、数ヶ月先である。
f0041819_19362270.jpg

(写真=AtoZ実行委員会 長谷川正之 文=山田スイッチ)
[PR]
by AtoZ_reporter | 2006-03-14 18:53 | ☆イベント・リポート
準備ボランティア募集説明会 報告
2月9日、11日にAtoZ準備ボランティア説明会が行われました。

まずは9日19時より。場所は弘前大学みちのくホール。
300人収容可能な立派なホールで行われました。
f0041819_14152048.jpg

当日は大雪、というよりもドカ雪と言っていいほどの悪天候の中
たくさんの方にご来場いただきました〜。
f0041819_14191285.jpg

まずは大川会長の挨拶から説明会開始。
言葉の端々からAtoZに対する想いがビシビシと感じられる熱いスピーチでした!
これで皆様にも実行委員の本気さが伝わったのではないでしょうか。
f0041819_1442433.jpg

実行委員の須藤先さんら開催趣旨についての説明。こちらも熱い!
その後、会場全体が暗くなり舞台からスクリーンが!
説明会では今までのボランティアの様子などを編集した特別映像を見ていただきました。
見ていると胸が熱くなる・・・!
f0041819_14254482.jpg

その後、各部会長より部会ごとの作業や今後の展開について話してもらいました。
AtoZでは会場作り以外にもプロジェクトや教育、WEB、ドキュメントなど
様々な種類のボランティアスタッフを募集しております。
f0041819_14322940.jpg

説明会終了後は会場でボランティア申込書の受付。
早速ボランティア申込みがあり嬉しい限りでございました。
f0041819_14372426.jpg

引き続き11日の説明会の様子です!
11日は13時・17時の2回、
場所はharappaが入っているルネス街のホールで行われました。
f0041819_16104434.jpg

この日は2回合計で100名以上の方に参加していただきました〜。
やはり皆様映像に釘付け!この映像は今後AtoZサロンでも上映予定です。
f0041819_16113195.jpg

説明会後は、harappa事務局でボランティア申込みを受付。
申込みをする皆様の熱気で熱い事務局でした!!
f0041819_16344518.jpg

<おまけ>
f0041819_1650826.jpg

9日ボランティア登録してくれた方や、実行委員とパシャ♪
AtoZボランティアに興味お持ちの方はAtoZホームページの「ボランティア募集」に
詳細が載っております。
ぜひぜひごらんください〜。
(写真・文=AtoZ実行委員 北川直樹 )
[PR]
by AtoZ_reporter | 2006-02-17 17:02 | ☆イベント・リポート




Copyright 2006 Yoshitomo Nara + graf All rights reserved.
掲載された記事・写真の無断複写・転載はご遠慮ください。